コミュニケーションが家購入に最も大事

家を買うのに必要な事って何でしょう?
一般的に思いつくのはお金であったり土地や間取り、家の構造だったりを想像すると思います。鉄筋の家か木の家にするのかなど考えているときは楽しいものでした。家づくりの流れや住宅ローンの勉強もしました。私も最初はこんなことを考えていましたが、もっと大事なことがありました。
数年前、分譲住宅を購入した事があります。しかし、実家が電車で2時間程の距離に在った為、何かしら実家と新築一戸建ての2軒を往復していました。何故なら、憧れの4LDK2階建ての新居に居たくても、実家で高齢の伯母が1人暮らしをしており、何かしらの理由で頻繁に携帯電話に毎日電話が掛かって来るのです。
こちらはその実家を売却するつもりで分譲住宅を購入したのですが、一緒に移り住む筈だった肝心の伯母は、今迄慣れ親しんだ家を手放す気が無い事を後で知りました。伯母とのコミュニケ―ション不足が原因でした。購入後に話し合いをした結果、伯母の意見は「私は、未だ長年住んで居るこの家に未練がある。友達だっているし、高齢になってから知らない土地に行くのは大変なストレスになるから、私は行かない。」と言うのです。
こちらは最初から一戸建ての十分な広さも考慮して購入したのに、その意見を訊いた時にはただ呆然としました。
昔から殆ど話をする事が無い位の関係性だった伯母の本音が、後になって判明したのです。これから一戸建てを購入しようと考えている方は、先ず同居している家族と日頃のコミュニケーションは取れているのか、本音で話し合いが出来るかを十分考慮してから購入するか、しないかを選択された方が良いです。