家を買う際の自己資金の意味について

自己資金とは、一言でいうと借り入れを除いた資金、つまり手持ちの現金のことです。
建売住宅などの場合、「自己資金がゼロでも購入可能」などと書かれていることもありますが、注文住宅の場合は基本的に借り入れだけで建てることはできないので、ある程度の自己資金が必要になってきます。
では、自己資金はどのくらいあればよいのかということですが、これは「物件の担保価値」「金融機関の条件」「施主の年収および勤務先」などによって変わってくるので一概にはいえないものの、土地・建物の代金の20%に当たる「頭金」と3~5%の「諸費用(消費税は含まない)」が目安といえます。
では、なぜ頭金が20%になるのかというと、金融機関は原則的に物件価格もしくは建築費の80%を貸し出しの上限としているからです。
また、たいていの金融機関は、工事請負契約の中に入っている物だけを住宅ローンの対象としています。
ですから、工事請負契約の中に入っている消費税を除いた諸費用に関しては、自己資金を当てなければならないのです。